ミニアップルパイから始まる「プレ体験教室」
1. 正式オープン前の、小さな体験教室
先日、大学サークル時代の同期を迎えて、
小さな体験教室を行いました。
正式オープン前の、
プレ体験教室です。
「教室」といっても、
完成度の高いレッスンを見せる場ではありません。
この日の目的は、ただ一つでした。
「カルサイラボって、こういう場所なんだ」
という空気を、実際に体験してもらうことでした。
2. 題材は、ミニアップルパイ
今回の体験教室で作ったのは、葉っぱ型のミニアップルパイ。
中のフィリングだけを変え、
紅玉とサンふじを食べ比べるという、
とてもシンプルな構成です。
生地の条件、形、焼成温度は同じ。
違うのは、リンゴの品種だけです。
条件をそろえていても、
- 噛んだときの歯切れ
- フィリングのまとまり方
- 生地との一体感
といった点に、はっきりとした違いが現れます。
「おいしい/おいしくない」ではなく、
「どう違うのか」を言葉にしながら食べる。
それだけで、自然と会話が生まれました。
3. 技術よりも、手を動かす時間
今回の体験教室で意識していたのは、
技術を教えすぎないことでした。
レシピはあらかじめ用意し、
生地やフィリングも下準備した状態からスタート。
成形、焼く前のひと工夫、焼き上がりの変化を、
一緒に確認していきます。
「なぜここで線を入れるのか」
「卵黄やシロップは、必須なのか」
答えを先に出さず、
実際の仕上がりを見ながら話す。
そのやりとり自体が、
今回の体験の中心でした。
4. 体験の中で起きていたこと
体験の中で印象に残ったのは、
完成品そのものよりも、
作っている途中のやりとりでした。
手を動かしながら、
様子を見て、
言葉を交わす。
特別な説明をしなくても、
やりとりが続いていました。
5. ミニアップルパイは、入口としてちょうどいい
今回、ミニアップルパイを選んでよかったと感じています。
見た目に楽しく、
食べてすぐに反応が返ってくる。
科学的な説明を前面に出さなくても、
話が自然に広がる。
この「入口の軽さ」は、
今後、さまざまな題材へ
無理なくつなげていけそうです。
6. 「料理教室」ではなく、「体験ラボ」へ
「料理教室」というより、
一緒に考える体験ラボ。
カルサイラボが目指す形が、
少し見えてきました。
初めての体験教室で、
準備不足だった点も、改善したい点もあります。
それでも、
「やってみた」からこそ分かることがありました。
考えながら手を動かす時間は、
思っている以上に心地いい。
そして、それは特別な技術がなくても成立する。
今回の体験は、
カルサイラボのスタートラインとして、
ちょうどよい一歩だったように思います。



